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第9戦イギリスGP:ゴンザレス、果敢に攻め続けて5位獲得

第9戦イギリスGP:ゴンザレス、果敢に攻め続けて5位獲得

Race Data レースデータ

■大会名称:Moto2世界選手権 第9戦イギリスGP
■開催日:2023年8月6日(日)決勝結果
■開催地:シルバーストン/イギリス(5.900km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:18度 
■路面温度:29度
■PP:P・アコスタ(2分16秒953)
■FL:F・アルデグエル(2分4秒956)

Results リザルト

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 F・アルデグエルBeta Tools SpeedUp ボスコスクーロ 35'37.758
2 A・カネト Pons Wegow Los40カレックス 2.546
3 P・アコスタ Red Bull KTM Ajoカレックス 3.883
4 J・ロバーツItaltrans Racing Teamカレックス 6.460
5 M・ゴンザレスCorreos Prepago Yamaha VR46 Master Campカレックス7.162
6 B・バルトゥスFieten Olie Racing GPカレックス 7.574
7 S・ローズElf Marc VDS Racing Teamカレックス 7.623
8 小椋藍 IDEMITSU Honda Team Asiaカレックス 9.138
9 S・チャントラIDEMITSU Honda Team Asiaカレックス 12.280
10 T・アルボリーノElf Marc VDS Racing Teamカレックス 13.094
11 J・アルコバ QJMOTOR Gresini Moto2カレックス 16.571
12 C・ビエッティ Fantic Racingカレックス 16.708
13 F・サラックQJMOTOR Gresini Moto2カレックス 16.828
14 A・アレナス Red Bull KTM Ajoカレックス 18.835
15 D・ビンダーLiqui Moly Husqvarna Intact GPカレックス 29.061
22野左根航汰Correos Prepago Yamaha VR46 Master Campカレックス 1'10.688

Rider Ranking ライダーランキング

順位 ライダー ポイント
1 P・アコスタ156
2 T・アルボリーノ154
3 J・ディクソン104
4 A・カネト 96
5 A・ロペス92
6 F・サラック75
10 M・ゴンザレス63

Team Ranking チームランキング

順位 チーム ポイント
1 Elf Marc VDS Racing Team 221
2 Red Bull KTM Ajo 199
3 Beta Tools SpeedUp166
4 Pons Wegow Los40 133
5 IDEMITSU Honda Team Asia105
6 Tensite GASGAS Aspar Team104
8 Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp 63

Report レポート

Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp TeamのM・ゴンザレスが素晴らしい走りを見せた。17番グリッドからスタート後、最終的に5位まで上げて貴重なポイントを獲得した。チームメイトの野左根航太は、初めて走るシルバーストン・サーキットを22位で完走し、多くの経験を積んだ。

ゴンザレスは序盤から好調。後方では激しい混戦となるなか、着実にペースを上げて10番手でオープニングラップを終了した。ドライ・コンディションに自信をつかみ、さらに8番手まで上げたあとは前車との間に1.5秒もの差。難しい仕事に見えたが、ハイスピードで追い上げていき、9ラップ目にはついにT・アルボリーノをとらえて7番手に浮上した。同じラップでA・ロペスが転倒リタイアとなったためゴンザレスは6番手へ。続いて4台で4位争いを展開することとなり、そのなかで5番手に浮上。その後も最後までJ・ロバーツにプレッシャーをかけ続けたが届かず、5位でチェッカーを受けた。

一方の野左根は27番グリッドからスタート後、運よくオープニングラップの多重クラッシュを避けることができた。合計5台が離脱したため23番手に浮上し、単独走行ながら全力でプッシュを続けてリズムをつかんでいった。前方で2台がリタイアとなり21番手を走行していたが、終盤でI・ゲバラに抜かれて22位でチェッカーを受けた。

この結果、ゴンザレスは合計63ポイントでランキング10位。Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp Teamはチーム・ランキング8位をキープしている。

Comments コメント

Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp

M・ゴンザレス選手談(5位)

「素晴らしい日曜日になりました。完璧なレースができました! ウイナーと同等のペースで走り、17番手から5位まで挽回することができたのです。最終結果とレース展開に満足していますが、もっと上を狙っていきたいですし、表彰台も近づいてきたと思っています。マシンはとても速く、明日はテストがあるので、次戦以降に向けてさらに改善を目指します。チームのみんなの素晴らしい仕事に感謝しています」

野左根航汰選手談(22位)

「楽な戦いではありませんでした。私にとっては今シーズン、初めてのレースでしたし、他のみんなは本当に速かったです。ライダーのレベルがとても高いのです。最初の4ラップはフィーリングが良かったのですが、そのあとブレーキングに手間取るようになり、ペースを維持できなくなりました。安定はしていたと思いますが、もっと速さが必要です。明日はこのサーキットでテストが予定されています。私にとってとても大切な機会になるので、たくさん走りこみたいと思います。2週間後のオーストリアGPはもっといい走りができるはずです!」

G・ニエト(スポーツ・ディレクター)談

「ゴンザレス選手にとって非常にポジティブなレースになり、また彼の自信にもつながりました。スタートは素晴らしく、自信を持っていました。そして17番グリッドから12もポジションを上げたのです。トップグループに追いついたとき、強敵のバルトゥス選手を抜くのに時間を費やしました。それでもゴンザレス選手のレースは完璧で、今までで最高の出来だったと思っています。チーム全員、早くも次のオーストリアGPでの活躍を楽しみにしています。レースウイーク中はなかなか新しいことを試す時間がないので、明日のテストがとても大切になります。必ず重要な情報をゲットします。

野左根選手はシーズン初レースに臨みました。他のライダーはみなすでに多くの経験を積んでいるので、簡単ではありませんでしたが、最後までしっかり走り切りました。それが今回の目標だったのです。明日のテストは彼にとってとても重要です。セッティングを試し、マシンに自信をつかみ、走行距離を伸ばすことができるでしょう」

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